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民間の援助活動に対する制限が強化

イラワディ誌
2008年5月23日

 サイクロン「ナルギス」により甚大な被害を受けたイラワジ・デルタ地域に住む被災者にとって、ラングーンから民間の団体などが届ける物資は生存に不可欠なものだ。しかし地元当局はこうした民間団体に対する活動制限をより厳しくしている。一方で地元当局側は、政府が事態を掌握したとも述べている。

 ビルマ国内の非政府組織やその他民間の支援者によれば、ラングーン市フラインタヤー区パンハイン橋近くの検問所では、イラワジ・デルタ地帯に物資を運ぶトラックなどの車両が停車を求められ、点検を受けている。

 検問を通過した援助関係者は「警備員は私に、道中で物資を配らないように命じ、冊子を寄越したんです」と述べた。検問所では、イラワジ・デルタのヤンゴン管区クンジャンゴン郡やトゥワンテ郡に行こうとしている車両のナンバーを警備員が記録していた。

 この援助関係者によれば、冊子には、政府はイラワジ・デルタ地域での緊急援助活動を完了し、目下は地元住民の生活再建に尽力していると書いてあった。また、個人からの寄付は地域住民の勤労意欲を削ぐので、政府のそうした努力を妨害することになる、とあった。

 特に被害の大きい地域を訪問した援助関係者は、政府はサイクロン被災危機に有効に対応できていないし、危機を乗り越えたというにはまだほど遠い、と述べる。

 そんな中、ビルマ全国で民間からの金銭、食糧、水、衣服、その他の日用品の寄付が続いている。

 こうした非公式の支援活動の多くを担っているのは仏教僧侶だ。僧侶たちは、政府からほとんど支援を受けていない地域にいる被災者への貴重な物資の配布を行なっている。

 ある支援者は、援助を政府を通じてしなかった理由をこう説明した。「犠牲者たちに援助が届かないのではないかが心配なのです」。

(日本語訳 ビルマ情報ネットワーク、協力 臼井あやめ)

出典:'Authorities Tighten Restrictions on Private Aid Efforts,' Irrawaddy, May 23, 2008, at http://www.irrawaddy.org/print_article.php?art_id=12224





(c) ビルマ情報ネットワーク(BurmaInfo) 1997〜



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