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姉妹の未来朝日新聞 今月はじめ、東京・有楽町の外国人特派員協会に集まった記者たちに、下町で運送会社を営む吉田勝彦さん(59)が静かに語りかけた。 「釈放運動をしてきたのは国際貢献とか、そんな意識では毛頭ございません。会社の仲間を守ろう。ただその一心でしたが、そのうち日本の国のありようが少し違うのではないか、間違っているのではないかと思えてきました」 吉田さんの会社で11年間まじめに働いてきたミャンマー人のキンマウンラさん(46)が10月末、不法滞在のために東京入国管理局に収容された。祖国の民主化運動に参加した彼は、日本政府に難民申請をしたが、退けられていた。 会場には、デミちゃん(9)、ミシェルちゃん(6)姉妹もやって来た。 フィリピン籍の妻マリアさん(37)は 「彼を早く子どもたちの元に帰してほしい」 と訴えた。 在留特別許可を求める署名は3万近く集まり、国会でも民主党議員が政府に何とかしてほしいと迫った。しかし、小泉首相は 「非常にお気の毒な面もあるが、やむを得ない措置だ」 と突き放したのだ。 11月末、デミちゃんは、読書感想文コンクールの標語の部で大田区教育委員会から賞状をもらった。受賞作は 「本は、ものしりになるだい一歩」 だった。 デミちゃん姉妹には、生まれ育った日本で、たくさんの本を読み、いろいろなことを吸収し、すてきな女性になってほしい。そのためにも、両親がそばにいるのが一番だ。 そうは思いませんか、小泉さん。 <豊秀一> |
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