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インド、兵器輸出でビルマとの関係強化

サウス・チャイナ・モーニング・ポスト
2003年5月24日
S.N.M アビディ記者(カルカッタ)

 インド政府は、以前は劣悪な人権侵害を理由に見送ってきたビルマへの兵器輸出を初めて開始する。改善しつつある両国関係を強化するためである。インド国防省は榴弾砲80基をビルマに売却したことを認めたものの、価格と支払い期間は明らかにしなかった。

 軍事戦略と国際関係の専門家J.K.ダット退役中佐(ジャダプール大学、カルカッタ)は「バジパイ政権は、中国がビルマ、東南アジアで影響力を拡大するのに対抗するため、ビルマの軍事独裁政権と友好関係を築こうと懸命に努力している」とし、兵器の取引は両国関係の新しい段階の始まりであると述べた。

 皮肉にも、インドのフェルナンデス国防大臣は、ビルマ反政府勢力のリーダー、アウンサンスーチーと個人的に親交があるとみられている。ニューデリーにある大臣の公邸は、インドに亡命した国民民主連盟(NLD)活動家の集会所になっている。国防相はビルマとの兵器取引に反対だったと考えられていたが、官邸と外務省の圧力に屈した。

 ダット氏は、インドの軍需工場で生産されたこの榴弾砲は、ビルマと国境を接するインド北東部と地形が酷似したビルマの丘陵地帯での使用に適しているとし、「山頂と低い山地を飛び越すのに適した高い弾道を描く」と述べた。ある情報筋によると、榴弾砲はベンガル州ビナグリに駐軍する東部方面司令部第33軍団の本部からインド陸軍のトラックで急送された。

 今までのところビルマの最大の兵器輸出国は中国だ。ビルマ軍政は、中国と「非常に有利な」契約を結び、戦車、装甲兵員輸送車、ロケットランチャー、ミサイル、戦闘機、戦艦、潜水艦を購入している。アナリストは、ビルマ経済が破たんしていることと、ビルマには戦うべき外敵はもはや存在しないことを考慮すると、50万人ものビルマ軍は規模が大きすぎるとする。

 インド政府はビルマに接近する理由として、北東部の反政府勢力と戦い、麻薬カルテルを壊滅させるためにはビルマ政府の援助が必要だと主張する。「しかしインドが本当に懸念しているのは、ビルマと中国の軍事関係だ。インド政府はビルマ軍政指導部に兵器を供給することで、この関係を弱体化させようと躍起になっている」とダット氏は話している。(訳、久保 忠行)

出典:India woos Myanmar with weapons deal, South China Morning Post, 24th May, 2003.





(c) ビルマ情報ネットワーク(BurmaInfo) 1997〜



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