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タサンダム建設、資材輸送に遅れ

バンコク・ポスト

2003年10月6日

国境に多数の地雷原
ビルマ軍が除去作業開始

 ビルマ国内を流れるサルウィン河のダム建設予定地への物資の輸送が、途中に大きな地雷原があるために遅れる模様だ。

 タイ第三軍司令官ピチャイメット・ムアンマーニー中将によるとタイ政府は、タイのMDX社がタサンの建設予定地に物資を運べるよう、国境の検問所を一時的に開くことをかなり前に承認した。

 しかしビルマは、検問所近くの広い一帯からまだ地雷を撤去していない。ビルマ軍は、2002年5月に国境で起きたタイ軍との衝突以来、この一帯に対人および対戦車地雷を埋設した。

 スビン元商業相が所有する建設グループ企業のMDX社は、サルウィン河に出力3600メガワットの水力発電ダムを建設する契約をビルマと交わしている。

 ピチャイメット中将は、チェンライ県チェンダオ郡のキアオパーウォーク国境検問所を視察した際、ビルマが周辺の地雷を撤去するために兵士を派遣し、兵士らは地雷の埋設場所も知っていると述べた。中将はまた、支援を求められれば第三軍が応じる用意もできていると述べた。

 MDXは10月10日に、セメントや鉄棒、燃料などの物資を、キアオパーウォーク国境検問所を経由してタサンに運び始める予定だった。輸送は遅れる可能性が高い。

 タサンダムの建設費用は30億米ドル(330億円)。高さ188メートルで、地域でもっとも高いダムとなる。貯水池の広さは640平方キロとなり、1500の村の住民が立ち退かされている。

 情報筋によると、ビルマ軍部隊は10月3日に地雷撤去を開始し、初日には160個の地雷を撤去した。(訳 秋元由紀)

出典:'Minefield delays goods on way to Burma', Bangkok Post, 6 October, 2003.





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