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空港での強制両替廃止イラワディ・オンライン 背景に米国の経済制裁 大幅下落するFEC レートは米ドルの6割に
ラングーンの消息筋によると、外国人旅行者への強制両替措置が廃止された。これまでビルマに空路で入国する旅行者は、空港到着時に200米ドルをビルマ国内のみで使えるFEC(外貨兌換券)と交換することが義務付けられていた。 当局が外国人旅行者への強制両替命令を廃止したのは、米国の経済制裁強化措置が成立してから3週間後のことだった。今回の制裁措置に基づき、米国内の銀行はビルマ国内の主要な外国為替銀行3行との取引を停止し、ビルマ国内ではドル不足が生じている。 ヤンゴン国際空港の職員は米ドルからFECへの交換窓口が閉鎖されていることを認めた。今回の動きについて政府発表はいまのところ行われていない。 ビルマ政府は1993年以降、米ドルに代えてFECの使用を奨励している。旅行者に課していたFECへの強制両替はビルマ政府の主要な外貨獲得源の一つだった。FECと米ドルは等価とされているが、市中レートでは米ドルの方が高い価値を持っている。 ラングーンの経済界筋も、当局が強制両替を停止したのは確かだとしており、政府は現在、ドルによらずに経済を成立させる方法を模索していると話している。新たな決済通貨としてユーロの使用が奨励されている。 あるビジネスマンは「当局は8月10日に、国内で活動する地元企業と外国企業の双方に対し、海外企業との取引での米ドル使用を止め、ユーロを使うようにという非公式の連絡を行った」と話している。 またユーロなど米ドル以外の通貨の使用を政府が推奨することで、米ドルをベースにしたFECは今後徐々に姿を消していくのではないかと考える財界人もいる。ある貿易企業会社の経営者は「ドルが用いられなくなればFECの意味もなくなる。すでにFECの使用頻度は以前ほどではなくなってきた」と話す。 公式為替レートと実勢レートとの間には大きな開きがあり、国内での外貨交換のほとんどは市中の闇(公式には非合法)両替商が担っている。ラングーンでの現在の交換レートは1FEC=590チャットで、1米ドル=1020チャットの約6割となってしまった。公式レートでは1FEC=1米ドルで、銀行での両替レートは1ドルに対し、わずか6.5チャットである。(訳、箱田 徹) 出典:Kyaw Zwa Moe, '$200 Tourist Levy Dropped', Irrawaddy Online, (August 21, 2003) |
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