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           週刊 Burma Today
第13号(第7巻)                  2003年4月8日
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日本語版編集発行 ビルマ国際議連・日本 編集 箱田徹 日本語翻訳 久保忠行
 連絡先 176-0021 練馬貫井郵便局留 菅原 秀
     電話:03-3970-5777  FAX:03-3970-5817
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◎日本政府、麻薬撲滅プロジェクトに120万ドル
 国連が31日に発表したプレスリリースによると、日本政府はシャン州ワ地区
のケシ栽培撲滅を目的とした薬物統制プロジェクトに、約120万ドルの支援を
行うことを決定した。支援金は、農家のケシ栽培から代替作物生産への移行をサ
ポートするものである。国連薬物犯罪事務所(UNDOC)の概算によると
2002年のビルマのケシ生産量は828トンで、2001年に比べて25パー
セント減少した。UNDOCは1998年から代替作物移行プロジェクトを開始
し、ケシ栽培農家の食料確保、生活水準の向上を通じ、ケシ栽培撲滅のために
1160万ドルの予算を組んでいる。日本政府は2001年度のプロジェクトの
うち保健関連分野に20万ドルを支援している。今年のプロジェクトでは、灌漑
用水路建設の研修、コミュニティでの灌漑用水路を管理運営する能力の強化、平
坦な田畑の開墾、米の二期作導入などが行われる。(31日、国連インフォメー
ション・サービス)


◎ビルマ、危機的人権状況続く
 アムネスティ・インターナショナルは、初のビルマ訪問を終えておよそ2カ月
後、ビルマの人権状況が一部改善されたことを歓迎しつつも、ビルマ軍事政権が
緊急を要する人権状況の改善を未だに行っていないとし、遺憾の意を表明した。
国家平和発展評議会(SPDC=ビルマ軍事政権)は、アムネスティに対し、現
在、政治囚には読書と外部との接触が許可されているため大きな進展があると述
べている。しかし、ビルマ全土で未だに1200人以上の政治囚が収容されてお
り、ここ4カ月は、政治囚釈放のペースが著しく減少している。(1日、アムネ
スティ)


◎米国、スーチーを賞賛、軍政を批判
 米国は31日に発表した人権状況報告書で、スーチーを賞賛する一方、ビルマ
軍政を厳しく非難した。報告書は196カ国の人権状況を対象としたもので、
SPDCが2002年には「とくにひどかった」として批判した。未だに
1300人の政治囚が収容され、常に過酷な状況下で生命の危機にさらされてい
る。報告書は「軍政下での人権状況は極めて劣悪で、軍政は多くの深刻な迫害を
行い続けている」とし、ビルマ軍が少数民族女性をレイプしているという非難も
再び盛り込んでいる。軍が関与したレイプ事件は昨年、国際社会から非難を招い
たが、軍政側は強く否認している。ビルマ軍兵士は、超法規的殺害、レイプ、強
制移住、強制労働、子ども兵士の徴用に関与しており、行方不明者が後を絶たず、
治安部隊による囚人と逮捕された人々への拷問、暴行および人権侵害が続いてい
る。また、軍政は言論の自由、出版、集会および連合の結成、信仰の自由を制限
しており、民主化活動家の疑いをかけられると、監視、嫌がらせの対象となる。
また報告書は、昨年ビルマ全土に展開する国民民主連盟(NLD)事務所300
のうち90の事務所がどのように活動を許可されたのかに言及している。しかし、
ビルマ国内の人権組織の独立した活動は許可されておらず、軍政はいまだに国外
組織による人権状況の精査結果を否定している。(1日、AFP)


◎バングラデシュの貿易港、今秋に完成予定
 1日のインディペンデンス紙によると、バングラデシュ政府は、ナフ河沿いの
テクナフにビルマとの輸出入を目的とした、本格的な貿易港建設に必要な措置を
開始した。貿易港建設は、ビルマと国境を接するバングラデシュ南東のコックス
バザール地区テクナフに予定されている。テクナフ港は今年10月末に完成予定。
通商大臣は最近、「地元ビジネスマンがバングラデシュ政府の当方進出政策を生
かすことで利益が得られる」と述べた。また両国の貿易不均等を軽減するため、
「信用取引」に基づくこととした。一方、運輸大臣は関係機関に沿岸貿易の船舶
の適性検査を行い、証書を発行するよう指示した。沿岸貿易は、ジア首相がラン
グーン訪問中に沿岸貿易協定に調印した後、すぐに開始される予定。(2日、ナ
リンジャラ・ニュース)


◎またスーチーに嫌がらせ
 国民民主連盟(NLD)は、党のリーダーであるアウンサンスーチーのチン州
訪問に懸念を示している。NLDスポークスマンのウー・ルウィンは「昨年12
月のアラカン州訪問の時のように嫌がらせを受けるのではないか」と述べた。す
でにNLDは、スーチーが今月4日、滞在予定のマグエ管区ガンゴーで、NLD
を中傷する出所不明の手紙、パンフレットが配布されたことを報告している。昨
年5月に自宅軟禁から釈放されて以来、ラングーン以外の再開が許可された
NLD事務所訪問は、今回で6回目である。日程は10日間の予定。ウー・ル
ウィンは、「過去数カ月、反政府勢力を攻撃するパンフレットが配布されたサガ
イン管区への訪問を懸念している」と述べた。チン州からの帰路、スーチーはサ
ガイン管区カレーに宿泊しなければならないからだ。パンフレットはすでに、サ
ガイン管区、テナセリウム(タニンダーイ)管区、アラカン(ラカイン)州、
シャン州で配布されている。アラカン州での嫌がらせの後、NLDは、軍政に対
し公式に異議を申し立てた。NLD党員は、スーチーの政治活動を妨害する者は
罰すると約束したが、これまでのところ、それに対する報復行為はない。(3日、
イラワディ)



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■カレンダー
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4月5日		カレン女性の日
4月6〜12日 チリ、サンティアゴで列国議会同盟第108回会議
4月13日〜14日 水かけ祭り
4月17日	新年
4月22日	国際アース・デー


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■コラム
タイ−ビルマ麻薬撲滅プロジェクトの二つの側面
ビルマ国際議連・日本 2003年4月1日
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ミャンマーテレビの1日の報告によると、タイとビルマ両国高官によるヤンカ村
(ケシ代替栽培のモデル村)開発計画に関する会議が29日、ムンサット郡東部
に位置するワ人村で行われた。ヤンカは、ムンカーンと呼ばれており、ナムサイ
川沿いの肥沃な流域で、チェンライ県メーファルアン郡の対面に位置する。
2001年末、タイ政府による2千万バーツの支援のもと、麻薬撲滅および代替
作物発展地域に指定された。報告によれば、両国の高官は会議で、5月末までに
現在建設中の500人規模の小学校、16床の病院の完成、1000エーカーの
農地を灌漑するダム建設、灌漑用水路建設について意見を交わした。ワ人リーダ
ーと地元民は、両国高官を歓迎し、ワ地域およびワ地域近郊での代替作物である
オレンジ、コーヒー、茶、マンゴー、サトウキビ、食用豆、トウモロコシ、コメ
生産の成功を報告した。
シャン州東部で現在進行中のワ人強制移住計画を報告した『不条理な移住計画
(Unsettling Moves)』によると、1999年からこの地域にワ州連合軍(UWSA)
が拠点を置いている。2000年5月、タチレクへ至るルート確保の争いから、
UWSAはワ地域の住民を南部へ移住させはじめた。また2001年2月、タイ、
ビルマ国境ロイコーワンでのシャン州軍(SSA)とビルマ軍との戦闘以来、多数の
シャン人にとって、状況はより一層厳しいものとなっている。戦闘では、ビルマ
軍がタイ領内に侵入、タイ軍がこれに報復し、両国の緊張が高まった。推定では、
もともと1200人ほどの集落だったが、2001年12月末には、そのうち約
20パーセント(約240人)が残ったにすぎない。この強制移住計画で、中国
国境付近に住む約12万人のワ人がチェンライ県、チェンマイ県対面のタイ国境
へ移住させられた。また、2001年末までに元々住んでいた人々4万8千人が
移住を余儀なくされ、少なくとも4500人のシャン人、ラフ人、アカ人がシャ
ン州内に避難、4000人が難民キャンプへのアクセスがないままタイ領内に避
難したという。
この報告書は、http://www.shanland.org/HR/Publication/LtoR/license_to_rape.htmで参照できる。

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■ビルマ国際議連の紹介
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 ビルマ国際議連(International Network of Political Leaders Promoting
Democracy in Burma = PD Burma)は、ビルマの民主化促進への助力を目的と
して1996年4月に結成されました。
 現ノルウエー首相のシェル・マグネ・ボンデビック氏によって創設され、各
国の国会議員および政治指導者によるネットワークを形成し、民主化実現のた
めの活動を行っています。表現の自由と基本的人権をビルマの人々にもたらす
ための国連へのロビー活動。各国の政府・関係機関への正確なビルマ情報の提
供。世論喚起。関係機関とのネットワーク拡大。経済界との将来の安定に向け
た協力。などが主な活動です。
 現在の参加者は19カ国から24人(2001年1月現在)。規模の拡大は
目指さず、数カ国に事務局を置き、関係機関と連絡をとりながら効率のよい外
交活動を行っています。

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■さらにくわしい情報を必要な方は
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・『ビルマの人権』(ビルマ連邦連合政府編 ビルマ国際議連・日本訳
          明石書店 3000円)   [送料:ビルマ国際議連負担]
  Burma Human Rights Yearbook 1997/98の日本語訳。
  ビルマの人権侵害を詳述。

※申し込み方法
 ハガキ、FAXまたはe-mailで申し込む(電話は間違いが起きるので不可)
 代金は、受け取り後に郵便振替で送付のこと。
 宛先:〒176-0021 東京都練馬貫井郵便局留 菅原 秀 宛
          (ビルマ国際議連・日本コーディネーター)
 FAX: 03-3970-5817、e-mail: 

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ビルマ市民フォーラム (日英) http://www1.neweb.ne.jp/wb/burma

Burma Relief Center -USA (英語) http://www.brelief.net

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(c) ビルマ情報ネットワーク(BurmaInfo) 1997〜



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