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           週刊 Burma Today
第10号(第8巻)                  2004年4月6日
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日本語版発行 ビルマ国際議連・日本 編集 菅原秀 日本語翻訳 鴨井今日子
 連絡先 176-0021 練馬貫井郵便局留 菅原 秀
     電話:03-3970-5777  FAX:03-3970-5817
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◎国連、すべての勢力の参加を求める
 国連は、ミャンマー軍事政権に対し、民主主義回復のために行われる憲法策定
会議へ、反政府勢力国民民主連盟(NLD)をはじめ、すべての政治・民族グ
ループの参加を許可すべきだと述べている。コフィ・アナン国連事務総長は国連
のウェブサイトの声明文で、同政権はアウンサンスーチー氏と、監禁されている
その他のNLD指導者たちを解放し、憲法策定会議に参加させるよう求めた。
ミャンマー軍事政権は先週、憲法策定会議を5月17日に開催すると表明してい
る。国連は、「アナン事務総長は、すべての政党と民族グループの参加による信
頼できる国民会議こそが、ミャンマーの政治的発展の新しい段階の入り口だと考
えている」と述べた。また、このような動きは、「国際社会からの前向きな反
応」を引き起こすかもしれないとも語った。かつてビルマと呼ばれていたミャン
マーは、スーチー氏率いる政党が勝利した選挙を軍事政権が無効にした1990
年以来、国際社会から制裁を課されている。1962年以来、4200万人の国
民を支配してきた軍事政権は昨年、民主主義回復案を発表し、手はじめに憲法策
定会議を開催すると述べた。ウィンアウン外相は昨年12月のタイ訪問中、
NLDを憲法策定会議に加わらせると述べた。しかしNLDは、昨年5月から
スーチー氏に課せられている自宅監禁から解放されない限り、会議に参加するか
どうかは決定しないと表明した。また、英外相のマイク・オブライエン氏は英外
務省のウェブサイトで「NLDの完全参加なくしては、国民会議に何の信頼性も
ない。スーチー氏とその同志を、一刻も早く解放すべきだ」との声明を発表して
いる。(1日、ブルームバーグ)


◎英国、国民会議の招集に慎重
 英国は、ミャンマー軍事政権が5月17日に国民会議を再招集し新憲法を検討
するとの表明したことを、慎重ながらも歓迎する姿勢をみせ、同時に、成功のた
めにはそのプロセスが公開され透明性をともなうものでなければならないと警告
した。マイク・オブライエン外相は反政府政党である国民民主連盟(NLD)の
指導者アウンサンスーチー氏と彼女の古くからの同志が、自宅監禁の状態に置か
れていることに懸念を表明した。オブライエン外相は彼らの解放を要求すると同
時に、NLDが全面的に参加しない国民会議は、信頼性に欠けると語った。また
外相は、「英国はミャンマー国内の和解達成を支援してきたが、今回の会議の再
招集は、NLDが討論の自由を制限されたことに抵抗して退席してで失敗に終
わった1993年から1996年の会議の単なる繰り返しであってはならない。
言論と政治活動の自由は保障されるべきで、すべての政党と民族グループが参加
でき、かつ準備のための十分な時間を与えられるべきだ。これらの条件がなけれ
ば、正しい進展を達成できない」と述べた。憲法策定のための国民会議の再招集
は、軍事政権が昨年8月に表明した「近代的で繁栄した民主国家」建設のための
ロードマップの、7段階のうちの最初の段階である。(1日、ANI)


◎ミャンマー、世界最大のトラ保護区を創設
 ミャンマー軍事政権は、野生動物保護区域の拡大を承認した。これは、トラが
自由に動き回ることが出来る区域で、インドとの国境にまで広がる世界最大のト
ラ保護区となる。フコーン谷に広がる保護区はチベットとインドとの国境にまで
広がることになり、ベルギーとほぼ同じ広さとなる。ミャンマー北部のフコーン
保護区は絶滅の危機に瀕したトラ1000頭が生活するのに十分な広さであり、
今回さらに2万平方メートルが加わる。英国の野生動物保護論者はこの動きを歓
迎している。彼らによれば、森林当局者が調査した最近の統計では、この地域に
は250頭しかトラがいない。野生動物保護機関であるWWFの統計によると、
全世界には7200頭しかいない。ミャンマーでのトラの減少は、中国の漢方薬
局に納入する業者にトラの臓器を売る密猟者のせいだといわれている。トラの骨
は漢方薬として売られ、市場で頭蓋骨、足、あるいはもっと価値の高い部分、例
えば皮や陰茎と並べて売られる。トラの漢方薬には神秘的な力があるといわれて
いる。旅行者たちは今も、トラの歯や爪をお土産として買って帰る。トラの肉と
内臓が1キロ100ポンドで売れたとすると、1頭のトラによる収入は貧しい村
人の10年分の賃金と同じだ。ニューヨークに拠点を置く野生動物保護協会の科
学・調査責任者で、3年前ミャンマー政府とともに保護の前段階の準備を行った
アラン・ラビノウィッツ氏もこの決定を歓迎した。ビルマの林野省の保護局長、
キンマウンゾー氏は、報道陣に対し、現金は密猟者にではなく、村人に払われる
ようになるだろうと語った。また、トラの頭数は、保護区で十分注意を払えば飛
躍的に伸びるだろうと予測している。(1日、インド・アジアン・ニュースサー
ビス)


◎ミャンマー外相、バンコク・プロセスを協議
 バンコク・ポストが1日伝えたところによると、ミャンマーのウィンアウン外
相がタイ側カウンターパートであるスラキアット外相と、ミャンマーの民主化の
ためのバンコク・プロセスの第2回国際会議の準備について話し合うため、3日
にバンコクを訪問することになった。記事は情報筋の話として、タイ滞在中の
ウィンアウン外相はスラキアット外相の家に招かれ、バンコクで4月29日から
30日にかけて行われる第2回国際会議(バンコク・プロセス)について話し合
うと同時に、ウィンアウン外相がミャンマーの現状の概略を伝えると書いている。
スラキアット外相はミャンマーが3月30日夜、新憲法策定のための国民会議を
5月17日に再招集すると発表したことを「これはミャンマーが昨年8月30日
に発表した民主化への7段階のロードマップに沿った前向きな一歩だ」と称えた。
「これはまた、去年の12月15日に行われた第1回のバンコク・プロセス会議
でのウィンアウン外相の声明文とも矛盾せず、第2ラウンドでの憲法策定会議へ
の道のりを固めることにもなる。タイは、第2回バンコク・プロセスに参加する
各国に、ミャンマー国内の和解と民主化への道をどのように国際社会が支援でき
るか検討することを望む」とも述べた。(1日、新華社ネット)
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・ビルマ国際議連は、世界各国の国会議員によるビルマ(ミャンマー)の
 民主化を支援するネットワークです。
・電子メールでの購読は、
・バックナンバー:http://www.burmainfo.org/bt
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■カレンダー
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4月7日 第8回ASEAN財務大臣会議(シンガポール)
4月12日 水かけ祭り(16日まで)
4月17・18日 アイルランド、キルデア州でアジア欧州会合(ASEM)
5月1日 メーデー
5月3日 カソン満月
5月17日 国民会議召集予定日
6月19日 殉教者の日


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■ビルマ国際議連の紹介
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 ビルマ国際議連(International Network of Political Leaders Promoting 
Democracy in Burma: PD Burma)は、ビルマの民主化促進への助力を目的とし
て1996年4月に結成されました。
 現ノルウエー首相のシェル・マグネ・ボンデビック氏によって創設され、各
国の国会議員および政治指導者によるネットワークを形成し、民主化実現のた
めの活動を行っています。表現の自由と基本的人権をビルマの人々にもたらす
ための国連へのロビー活動。各国の政府・関係機関への正確なビルマ情報の提
供。世論喚起。関係機関とのネットワーク拡大。経済界との将来の安定に向け
た協力。などが主な活動です。
 現在の参加者は19カ国から24人(2001年1月現在)。規模の拡大は
目指さず、数カ国に事務局を置き、関係機関と連絡をとりながら効率のよい外
交活動を行っています。

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『ビルマの人権』
(ビルマ連邦連合政府編 ビルマ国際議連・日本訳、明石書店 3000円)
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  Burma Human Rights Yearbook 1997/98の日本語訳
  ビルマの人権侵害を詳述

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(c) ビルマ情報ネットワーク(BurmaInfo) 1997〜



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