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お知らせ(2005年7月1日)

 キンマウンラさんの妻エデンさんは7月1日に仮放免されました! 本署名キャンペーンは一次集約をもって終了させていただきます。多くの皆さまのご協力ありがとうございました。以下、署名の報告を転載させていただきます。


エデンさんの仮放免を求める要請書にご協力いただいた皆様、

 うれしいお知らせです。
 エデンさんが7月1日午後に名古屋入管から仮放免されました! 皆さまのお力添えに心から感謝します。ありがとうございました。
 1日朝刊には共同通信の配信のほか、中日、朝日、毎日の地域版に記事が掲載されました。また1日午後の様子については、東海テレビが夕方のニュースで放映しています。2日朝刊にも記事が掲載される予定です。

 本日までにお寄せいただいた署名は計808筆でした。
 内訳は、6月16日に名古屋入国管理局で行われた口頭審理時に提出した分が272筆、27日の審理時には405筆、それ以降に届いた未提出分が131筆です。未提出分については今後機会を見て入管に提出させていただきます。
 署名をお願いしてから3週間という短い間に、多くの個人と団体にご協力をいただき、エデンさんの収容の不当性を入管側に認めさせたのは大きな成果です。

 1審で難民認定を勝ち取った夫キンマウンラさんの控訴審も秋に向けて大詰めを迎えます。原判決が維持され、お2人の正式な滞在が認められるよう、引き続きご注目とご支援をお願いします。

 名古屋で民主化運動に取り組む在日ビルマ人の多くは、係争中のキンマウンラさんも含めて、きわめて不安定な法的状態に置かれています。ビルマ問題と合わせ、日本政府に難民認定を求める活動家とその家族が直面している様々な問題にもご関心をお寄せいただければと存じます。
 また日本ビルマ問題を考える会をはじめとして、ビルマ問題を地域で考える取り組みもございます。ご関心のある方はどうぞご連絡ください。

 今回は署名にご協力いただきありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。

日本ビルマ問題を考える会
担当:馬島浄圭

愛知県内から緊急 署名のお願い
ビルマ難民の妻、エデンさんの仮放免にご協力ください!

「日本の入管がしていることは、ビルマ独裁政権と変わりないじゃないですか!」
――エデンさんの夫キンマウンラさん(ビルマ政治難民)

関連新聞記事(2005年7月2日現在)
 ・晴れて仮放免 再開かない涙 難民係争男性の妻(朝日新聞 - 2005年7月2日)
 ・ミャンマー少数民族、難民認定者の妻を入管が仮放免(朝日新聞 - 2005年7月2日)
 ・夫が難民認定求め係争中 収容の妻、仮放免 名古屋(中日新聞 - 2005年7月1日)
 ・難民認定係争中男性の妻、仮放免(讀賣新聞 - 2005年7月1日)
 ・夫が難民認定係争中 収容 妻きょう仮放免 名古屋入管(中日新聞 - 2005年7月1日)
 ・収容の妻を放免へ 名古屋入管 夫の難民認定判決控え(毎日新聞 - 2005年7月1日)
 ・難民係争中の男性の妻 仮放免 名古屋入管きょうにも(朝日新聞 - 2005年7月1日)
 ・Myanmar refugee's wife released (Japan Times - 2005年7月2日)
 ・名古屋入管が妻を仮放免 夫は難民係争中(共同通信 - 2005年7月1日)
 ・収容の妻7月1日仮放免 夫の難民係争中に拘束(共同通信 - 2005年6月30日)
 ・Wife of asylum seeker detained (Japan Times - 2005年6月15日)
 ・難民係争中に妻を収容 名古屋入管、支援者ら反発(共同通信 - 2005年6月14日)
 ・ミャンマー男性難民 係争中 比国人妻 入管が拘束 支援者反発(中日新聞 - 2005年6月15日)
 ・難民認定者の妻を収容 係争中の夫 仮放免訴える 名古屋入管(朝日新聞 - 2005年6月15日)
■一審勝訴時の報道
 ・迫害国へ強制退去取り消し 難民条約根拠に初判断(共同通信、2003年9月25日)
 ・ミャンマー運動家の強制退去取り消し=「帰国なら危害も」−名古屋地裁(時事通信、2003年9月25日)
 ・名古屋地裁、ミャンマー男性への退去処分取り消し命令(讀賣新聞、2003年9月25日)
 ・ミャンマー男性の退去命令取り消し 「帰国すれば危害」(朝日新聞、2003年9月25日)
 ・Court nixes deportation of Myanmar man at risk (Yomiuri, September 25, 2003)

署名の詳細へ

2005年6月

 愛知県西春日井郡師勝町在住のフィリピン人、アブシン=エデン・モンテカロ(通称エデン)さんは、2005年5月24日早朝、夫と一緒に自宅にいたところ、不法滞在容疑で拘束され、名古屋入管に即日収容されました。
 夫でビルマ(ミャンマー)民主化活動家のキンマウンラさんは2003年9月、難民不認定取消を求めた裁判で名古屋地裁から画期的な判決を勝ち取りました。彼の難民性は明らかで、現在争われている控訴審でも、1審判決が維持される可能性が高まっています。
 エデンさんの収容は、政治難民の妻の身柄を拘束するだけでなく、司法の判断を尊重しない点でもきわめて不当なものです。また収容によるストレスはエデンさんの健康を損ねることにもつながります。私たちはエデンさんの即時仮放免を求めます。

エデンさんはビルマの政治難民と正式に結婚しています

 エデンさんは2002年暮れに、日本で巡り合ったキンマウンラさんとイスラム式の結婚を行いました。煩雑な手続きの末、婚姻届も役所に受理されています。以来2年5カ月の間、2人は支えあい、励ましあってきました。エデンさんは夫のビルマ民主化活動の一番の理解者として、常に行動を共にし、活動にも熱心に取り組んでいます。そのオシドリ夫婦ぶりは友人知人が一致して認めるところです。2人の結婚が正式なものであることに疑いの余地はありません。

夫キンマウンラさんは、裁判所から条約難民として認められています

 夫のキンマウンラさんは、ビルマの少数民族ロヒンギャの出身として、様々な民族差別に遭いながらも、1988年の民主化運動に積極的に関わり、軍情報部に追われる身となって日本に逃げてきました。
 しかし難民申請を検討中だった2001年秋、不法滞在容疑で身柄拘束されると、名古屋入管と大阪の西日本入管センターで計6カ月間の収容生活を強いられました。収容によるストレスから劇的に衰弱した経験を持つキンマウンラさんは、エデンさんの身を強く案じています。
 法務省は彼を難民として認めませんでした。しかし名古屋地裁は2003年9月25日、法務省の判断を退け、キンマウンラさんを条約上の難民とする画期的な判断を示しました(判決文)。控訴審は現在大詰めを迎えています。一審判決の維持が期待されるなか、高裁判決も待たずに妻エデンさんを収容するのは、司法の判断を無視する、行きすぎた行政執行です。

夫妻に逃亡の恐れは全くありません

 キンマウンラさんは母国ビルマで基本的人権を奪われ、軍政の迫害から逃れてきました。そして自由なはずの日本でも再度、人間らしい生活を営む権利を奪われようとしているのです。こうした事態は難民条約の批准国である日本で起きてはならないことです。
 エデンさんは、キンマウンラさんと出合って以来「ビルマが民主化されたら、2人で一緒にビルマに帰りましょう」と願いを一つにしてきました。入管職員がフィリピンへの出国を執拗に勧める中でも、エデンさんは「私が帰るところは、キンマウンラと一緒に帰るビルマしかない」と訴え続けています。このような決意で裁判を闘っている2人に、逃亡の恐れなどあるはずがありません。

収容と家族分離は人道上非常に問題です

 本国送還に応じられないエデンさんにとって、入管での収容は多大な苦痛と屈辱を強いるもので、心身に与えるストレスは計り知れません。また夫キンマウンラさんにとっては、この上なく辛い家族への迫害なのです。政治難民の家族分離は人道上、国際的にも非難されています。

署名活動へのご協力を!

 エデンさんとキンマウンラさん夫婦の人生がかかった裁判を勝利に導くためにも、エデンさんの不当な収容に抗議し、一刻も早く仮放免するよう求めます。エデンさんの仮放免許可を求める緊急署名活動に、ご協力のほどよろしくお願い致します。

呼びかけ団体(2005年6月16日現在)
ビルマ民主化同盟(LDB)名古屋、日本ビルマ救援センター(BRCJ)、多文化共生サークルsmile、フィリピン人移住者センター(FMC)、在日ビルマロヒンギャ協会(BRAJ)、日本ビルマ問題を考える会、すべての外国人労働者とその家族の人権を守る関西ネットワーク(RINK)、女性と仏教東海・関東ネットワーク、アーユス(仏教国際協力ネットワーク)東海、ビルマ市民フォーラム(PFB)


署名について(終了しています)

署名用紙(メール用)

 
(ここから)
---------------
名古屋入国管理局 主任審査官 殿

                 要  請  書


 フィリピン人Absin Eden Monteclaroさんの仮放免につきまして要請します。

1.難民条約の司法判断を尊重して下さい。

 2005年5月24日に名古屋入管に収容されたAbsin Eden Monteclaro(アブシン=
エデン・モンテカロ)さんは、ビルマ(ミャンマー)の政治難民の妻です。

 夫であるビルマ人Khin Maung Hla(キンマウンラ)さんは、難民認定申請
(2001年11月22日)の不認定処分(2002年1月18日)取消を求めて提訴し、名古
屋地裁はキンマウンラさんを条約上の難民と認定しました(2003年9月25日)。

 彼のビルマ民主化活動歴や少数民族ロヒンギャの迫害の実態から言っても、そ
の難民性は疑いの余地なく、控訴審でも1審判決は維持される可能性が大です。
そのような立場にある者の妻を高裁判決も待たずに収容することは、司法判断を
無視した明らかな行政の行き過ぎです。

2.この収容は人道上問題です。

 アブシン=エデン・モンテカロさんとキンマウンラさんは、2002年暮れ、イス
ラム教方式で婚姻し、翌2003年12月1日、日本で婚姻届も出し受理されており、
今回収容に至るまでの間、2人で支えあいながらビルマが一日も早く民主的な国
になるよう、仲間のビルマ人と共に積極的に民主化活動に取り組んでまいりまし
た。日本で巡り合い、かけがえの無い家族として縁を結び一生懸命生活を営んで
きました。このような夫婦を引き裂くことはあまりに無慈悲な仕打ちで、人道上
から言っても許しがたいことです。

3.逃亡の恐れは全くありません。

 他方、1審判決で勝訴した夫キンマウンラさんが逃亡する恐れがあるはずもな
く、その妻たるアブシン=エデン・モンテカロさんについても、逃亡の恐れなど
微塵もない者を収容することは全く道理ではありません。

4.健康上、取り返しのつかないことになる恐れがあります。

 アブシン=エデン・モンテカロさんは収容以来、かなり動転して神経過敏な状
態に陥っており心配です。歯の治療も中途でしたし、このまま収容が長引けば、
取り返しのつかないことになる恐れも十分にあります。

 アブシン=エデン・モンテカロさんを一日も早く仮放免されることを、強く求
めます。

 日 付:2005年  月  日

 住 所:

 氏 名:


---------------
(ここまで)

メール宛先:
※件名を『エデンさん要請書』としてください。

以上


関連新聞記事

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晴れて仮放免 再開かない涙 難民係争男性の妻

朝日新聞
2005年7月2日

 名古屋地裁で難民認定され、高裁で係争中のミャンマー(ビルマ)人、シャフィク・アフメドさん(38)=愛知県師勝町=(注:キンマウンラさんのイスラム名)の妻が5月下旬、名古屋入国管理局に収容された問題で、同入管は1日、シャフィクさんの妻を仮放免した。「難民の妻を収容するのは不当」などとした訴えを認めたとみられる。

 仮放免されたのは、フィリピン人のエデン・モンテカロさん(30)。

 エデンさん(30)は5月24日から同入管に収容され、強制退去手続きが進められていたが、1日午後2時過ぎ、職員に「大事な話がある」と告げられ、保証金を支払ったシャフィクさん再会。2人で同入管から出てきた。

 シャフィクさんは「言葉で言えないくらいうれしい」と話し、エデンさんは「支援してくれた人を一生忘れない」と繰り返した。

【写真】仮放免され、涙ぐむエデンさん(左)とシャフィクさん=1日午後2時35分、名古屋入管で(記事一覧ページ先頭


ミャンマー少数民族、難民認定者の妻を入管が仮放免

朝日新聞
2005年7月2日

 不法残留の疑いで名古屋入国管理局に収容されていたフィリピン人の女性が1日、仮放免された。女性は、難民認定されたミャンマー(ビルマ)人、シャフィク・アフメドさん(38)=愛知県師勝町=(注:キンマウンラさんのイスラム名)の妻エデン・モンテカロさん(30)で、支援者らは「難民の妻を収容するのは不当だ」などと訴えていた。

 エデンさんは5月24日早朝、拘束された。1日午後、職員に「大事な話がある」と告げられ、妻の保証金を支払った夫のシャフィクさんとそろって入管から出た。

 シャフィクさんはミャンマーのイスラム系少数民族で、92年に来日。法務省は難民申請を認めなかったが、03年に名古屋地裁が認定し、法務省が高裁に控訴している。(記事一覧ページ先頭


夫が難民認定求め係争中 収容の妻、仮放免 名古屋

中日新聞
2005年7月2日

 名古屋地裁で難民認定をめぐり、名古屋高裁で係争中のミャンマー人男性キン・マウン・ラさん(38)の妻で、不法滞在で名古屋入管に収容されたフィリピン国籍のアブシン・エデン・モンテカロさん(30)が一日、仮放免された。

 エデンさんは五月二十四日、同入管に拘束され、即日収容された。

 夫に付き添われて同入管庁舎(名古屋市中区三の丸)を出たエデンさんは「とても幸せです。支援してくれた人たちのことは絶対に忘れません」と涙ながらに話した。

【写真】キン・マウン・ラさん(右)に付き添われ、仮放免されたアブシン・エデン・モンテカロさん=1日、名古屋市中区の名古屋入管庁舎前で(記事一覧ページ先頭


難民認定係争中男性の妻、仮放免難民認定係争中男性の妻、仮放免

讀賣新聞
2005年7月2日

 ミャンマーの少数民族で2003年9月に名古屋地裁で難民と認定され、控訴審理中のキン・マウン・ラさん(38)の妻でフィリピン国籍のアブシン・エデン・モンテカロさん(30)が1日、、収容されていた名古屋入国管理局から仮放免された。

 エデンさんは今年5月、夫と一緒にいたところを、入管難民認定法違反(不法残留)容疑で摘発され、同入管に収容されたが、キン・マウン・ラさんが「難民の妻を収容しているのは不当」として、仮放免を請求した。入管は逃亡の恐れがないことなどから、仮放免した。(記事一覧ページ先頭


夫が難民認定係争中 収容 妻きょう仮放免 名古屋入管

中日新聞
2005年7月1日

 名古屋地裁で難民認定され、法務省側の控訴で名古屋高裁で係争中のミャンマー人男性キン・マウン・ラさん(38)のフィリピン国籍の妻(30)が不法滞在で名古屋入管に収容された問題で、同入管はこの妻を七月一日に仮放免することが三十日、分かった。妻アブシン・エデン・モンテカロさんで五月二十四日、愛知県師勝町の自宅で同入管の係官に不法滞在で拘束され、一ヶ月以上、同入管に収容されている。 

 キン・マウン・ラさんによると、三十日午後、同入管から「明日午後一時にエデンさんを仮放免するので、保釈金十万円を持参して欲しい」と自宅に電話があった。仮放免の理由は明言しなかったという。

 キン・マウン・ラさんは二〇〇一年に同入管に不法滞在で拘束されたが、約七ヶ月後に仮放免され、難民認定不許可処分の取り消し訴訟を名古屋地裁に起こした。同地裁は〇三年九月の判決で「(ミャンマーの)民主化運動に参加しており、帰国すると迫害を受ける」とするキン・マウン・ラさんの主張を支持し、難民認定した。(記事一覧ページ先頭


収容の妻を放免へ 名古屋入管 夫の難民認定判決控え

毎日新聞
2005年7月1日

 名古屋地裁で難民認定され、名古屋高裁で係争中のミャンマー人、キンマウンラさん(38)=愛知県師勝町=のフィリピン国籍の妻アブシン・エデン・モンテカロさん(30)が入管難民法違反(不法残留)容疑で名古屋入国管理局に強制収容された問題で、入管は30日、エデンさんの仮放免を決定、キンマウンラさんに連絡した。エデンさんは1日午後、39日ぶりに仮放免される。

 エデンさんは5月24日早朝、自宅を訪れた入管職員に拘束され、名古屋市中区の入管施設に強制収容された。キンマウンラさんが勝訴すれば在留資格を認められる可能性があるため、2人は1審名古屋地裁で難民認定されたことなどを説明したが、認められなかったという。キンマウンラさんや支援者は「拘束する理由がない。難民の配偶者を拘束するということは人道上許されない」と訴え、仮放免を求めて署名活動を続けていた。キンマウンラさんは「仮放免は支援者のおかげ。これからも頑張りたい」と話している。

 難民問題に詳しい名嶋聡郎弁護士は「キンマウンラさんの控訴審判決を控えた段階でエデンさんをこれ以上拘束する必要がなく、批判も強いことから仮放免したのではないか。決定は歓迎すべきだが、そもそもエデンさんを拘束したこと自体が問題だ」と話している。【加藤潔】(記事一覧ページ先頭


難民係争中の男性の妻 仮放免 名古屋入管きょうにも

朝日新聞
2005年7月1日

 一審で難民認定され、控訴審で係争中のミャンマー(ビルマ)人、シャフィク・アメフドさん(38)=愛知県師勝町=(注:キンマウンラさんのイスラム名)の妻が、名古屋入国管理局に収容された問題で、同入管から30日、妻を仮放免するとシャフィクさんに連絡があった。1日にも仮放免が実現する見通し。妻の強制退去手続きは一時中断され、シャフィクさんの高裁判決を待つことになるが、控訴審でも難民と認められれば、妻の在留資格も認められる可能性が大きい。

 シャフィクさんの妻でフィリピン人のエデン・モンテカロさん(30)は5月24日早朝、不法残留の疑いで同入管に収容され、強制退去手続きが進んでいた。シャフィクさんらは「在留を認められた難民の妻だ」とエデンさんの仮放免を求め、街頭やインターネットで署名活動を続けていた。

 関係者によると、入管から連絡があったのは30日午後3時ごろ。シャフィクさんに電話で「エデンさんを仮放免するので、1日午後1時、保証金10万円を持って入管に来て欲しい」と伝えたという。

 2人を支援する名嶋聡郎弁護士は仮放免の理由について、「シャフィクさんが高裁でも難民認定される可能性が高く、エデンさんが逃走する恐れもないからではないか」とみている。

 シャフィクさんはミャンマーのイスラム系少数民族で、政治活動の末、92年に他人名義の旅券で来日。03年9月、名古屋地裁で難民と認められた。エデンさんは02年に来日してシャフィクさんと知り合い、03年12月、婚姻届を提出した。

 シャフィクさんは「署名活動などで協力してくれた皆さんの支援のおかげです」と話している。(記事一覧ページ先頭


Myanmar refugee's wife released

Japan Times
July 2, 2005

NAGOYA (Kyodo) Immigration authorities released the Filipino wife of a Myanmarese man who has been involved in a legal battle seeking asylum in Japan.

Absin Eden Monteclaro, 30, had been detained by the Nagoya Immigration Bureau since May 24 for overstaying her visa. She came to Japan in August 2002 on a visa for a six-month stay and married Khin Maung Hla four months later.

"I'll never forget everyone's support," Monteclaro told supporters outside the immigration bureau after stepping out accompanied by her 38-year-old husband.

Her husband said: "I believe they recognized that detaining the wife of a refugee was illegitimate. My wife is worn out mentally. We want to get back to our normal lives soon."記事一覧ページ先頭


名古屋入管が妻を仮放免
夫の難民係争中

共同通信
2005年7月1日

 1審で難民と認定されたミャンマー人男性キンマウンラさん(38)の控訴審が続く中、不法滞在を理由に名古屋入国管理局に強制収容されていたフィリピン国籍の妻アブシン・エデン・モンテカロさん(30)が1日、仮放免された。

 エデンさんは、支援者らが待ち受ける中、キンマウンラさんとともに入管から姿を現し「みなさんの応援は一生忘れません」と涙をぬぐいながら語った。

 キンマウンラさんは「難民の妻を収容したのは不当との主張が認められたと思う。妻は精神的なダメージを受けているが、早く元の生活に戻りたい」と話した。

 関係者によると、エデンさんは2002年8月に半年間のビザで来日し、約4カ月後にキンマウンラさんと結婚。今年5月24日朝、愛知県内の自宅を訪れた入管係官に身柄を拘束された。支援者らは「人道に反する」として仮放免を求める署名活動をしていた。(記事一覧ページ先頭


収容の妻7月1日仮放免
夫の難民係争中に拘束

共同通信
2005年6月30日

 1審で難民と認定されたミャンマー人男性キンマウンラさん(38)の控訴審が続く中、名古屋入管がフィリピン国籍の妻を不法滞在を理由に強制収容した問題で、同入管が妻を7月1日に仮放免するとキンマウンラさんに伝えたことが30日、分かった。

 支援者らは「キンマウンラさんが仮放免中のため、配偶者も認められて当然だ。出頭を求めて調査すべきケースで、身柄を拘束する必要はなかった」と指摘している。

 仮放免は不法滞在者の情状面を考慮し、入管当局が収容を解く制度。住居や行動範囲が制限され、呼び出しがあれば出頭する義務がある。名古屋入管は保証金10万円を納付するようキンマウンラさんに伝えた。(記事一覧ページ先頭


Myanmar refugee's wife released

Japan Times
July 15, 2005

NAGOYA (Kyodo) The Filipino wife of a man from Myanmar seeking asylum in Japan has been detained by Nagoya immigration authorities since late May for overstaying her visa, sources said Tuesday.

The couple's supporters have begun collecting signatures to seek the release of Absin Eden Monteclaro, while lawyers for her husband, Khin Maung Hla, and Amnesty International Japan claim her detainment is impermissible on humanitarian grounds.

The Nagoya Immigration Bureau said it cannot comment on individual cases.

Khin Maung Hla, 38, has been granted provisional release status, and the supporters argue that his 30-year-old wife should similarly be subject to provisional release.

But a Justice Ministry official said that for foreign couples with different citizenships, the deportation process for a spouse proceeds if the other has not yet been formally recognized as a refugee.

The woman came to Japan in August 2002 with a visa for a six-month stay and married Khin Maung Hla four months later, according to the sources. The couple had lived together for about 2 1/2 years until she was detained May 24, they said.

In September 2003, the Nagoya District Court ruled against a government order to deport Khin Maung Hla, citing an international treaty on refugees, and the case is being tried in the Nagoya High Court following an appeal by the Justice Ministry.記事一覧ページ先頭


難民係争中に妻を収容
名古屋入管
支援者ら反発

共同通信
2005年6月14日

 帰国すると軍事政権に危害を加えられるとして、名古屋地裁が難民と認め、法務省側の控訴を受けて名古屋高裁で審理が続いているミャンマー人男性キンマウンラさん(38)のフィリピン国籍の妻アブシン・エデン・モンテカロさん(30)を、名古屋入管が収容していることが14日、関係者の話で分かった。

 キンマウンラさんは入管当局が情状などから身柄を拘束しない仮放免中。弁護士や人権団体「アムネスティ・インターナショナル日本」は「配偶者にも仮放免が認められる可能性があるケースで、エデンさんの収容は人道上、許されない」と批判。支援者がエデンさんの仮放免を求める署名活動を始めた。 (記事一覧ページ先頭


ミャンマー男性難民 係争中
比国人妻 入管が拘束
支援者反発

中日新聞
2005年6月15日
朝刊、社会面

 帰国すると軍事政権に危害を加えられるとして、名古屋地裁が難民と認め、法務省側の控訴を受けて名古屋高裁で審理が続いているミャンマー人男性キン・マウン・ラさん(38)のフィリピン国籍の妻アブシン・エデン・モンテカロさん(30)を、名古屋入管が収容していることが14日、関係者の話で分かった。
 キン・マウン・ラさんは入管当局が健康状態の悪化などから仮放免中で、エデンさんと愛知県師勝町で暮らしていた。エデンさんは2年以上の不法滞在状態だったが、支援者の僧侶馬島浄圭さん(51)=名古屋市中川区=は「配偶者にも仮放免が認められる可能性があるケース。キン・マウン・ラさんの裁判が続いているこの時期にエデンさんを収容するのは人道上許されない」と批判。エデンさんの仮放免を求める署名活動を始めた。
 関係者によるとエデンさんは2002年8月、半年のビザで来日した。4カ月後にキン・マウン・ラさんと結婚、婚姻届も受理され、拘束されるまでの約2年半同居。先月24日朝、入管係官に不法滞在で拘束された。
 キン・マウン・ラさんは1992年に来日。01年に名古屋入管に不法滞在で拘束されたが、約7カ月後に仮放免、難民認定不許可処分の取り消し訴訟を名古屋地裁に起こした。同地裁は03年9月の判決で「民主化運動に参加しており、帰国すると迫害を受ける」とするキン・マウン・ラさんを難民認定。強制退去を命じた法務相の採決を取り消した。法務省難民認定室は、難民認定訴訟が確定しないとき、「国籍が違う配偶者が不法滞在状態の場合、退去強制手続きは進む」としている。 (記事一覧ページ先頭


難民認定者の妻を収容
係争中の夫 仮放免訴える
名古屋入管

朝日新聞
2005年6月15日
愛知版、社会面

 名古屋地裁で03年、難民と認められ、高裁で係争中のミャンマー(ビルマ)人、シャフィク・アフメドさん(38)=愛知県師勝町(注:キンマウンラさんのイスラム名)の妻が5月下旬、名古屋入管に収容され、強制送還の手続きが進められていることが分かった。同月には、難民認定申請者の仮滞在が認められるようになるなど制度が大幅に改善されたばかりで、入管当局内にも「申請中は通常、申請者や家族の強制退去は留保するはず」との声もある。シャフィクさんや支援者は「司法の判断を尊重し、仮放免してほしい」と訴えている。

 収容されたのは、フィリピン人のエデン・モンテカロさん(30)で、不法残留の疑いが持たれている。
 一審判決によると、シャフィクさんはミャンマーのイスラム系少数身族で、政治活動の末、92年、他人名義の旅券で来日、看板製造などで生計を立てていたが、01年、不法残留の疑いで逮捕された。
 翌年、難民認定を申請したが、法務省が認めなかったため、処分の取り消しを求めて提訴。同省側は「就労が目的だ」と主張したが、同地裁は「難民を立証する資料の入手は困難。証言から難民と認められる」との判断を示した。同省は名古屋高裁に控訴しており、来月結審予定という。
 シャフィクさんは02年ごろ、エデンさんと知り合い、師勝町に婚姻届を提出。現在、看板製造会社で正社員として勤務している。
 エデンさんが入管職員に拘束されたのは、5月24日早朝。2人の懸命の説明も通じなかった。シャフィクさんは「裁判の結果を無視するのか」と訴え、エデンさんの仮放免を求める署名運動を続けている。
 シャフィクさんが再び勝訴すれば、エデンさんも配偶者として、在留資格が認められる可能性が大きい。2人を支援している名嶋聡郎弁護士は「在留を巡って係争中は通常、本人や妻の退去強制手続きを中断するはずだ」と抗議。2人が不法残留であることは以前から知っていたはずで、「嫌がらせとしか思えない」と疑問を投げかけている。
 これに対し、名古屋入管は「個別事案については、説明できない」としている。 (記事一覧ページ先頭


迫害国へ強制退去取り消し 難民条約根拠に初判断

共同通信
2003年9月25日

 難民認定申請で法相から不認定処分を受けたミャンマー人男性が、処分取り消しなどを求めた訴訟の判決が25日、名古屋地裁であり、加藤幸雄裁判長は、入国後60日以内の申請期限を定めた「60日ルール」に基づき処分取り消しの訴えは棄却したが、条約上の保護対象難民に当たるとして、ミャンマーへの強制退去を認めた法相の裁決などを取り消した。

 全国難民弁護団連絡会議によると、不認定処分を適法としながら、迫害国への送還を禁じた「難民の地位に関する条約」を根拠に強制退去は違法とする判決は初めてという。

 訴えていたのは、愛知県師勝町のキン・マウン・ラさん(36)。

 加藤裁判長はキンさんを「人種及び政治的意見を理由に出身国から迫害を受ける恐怖を有する、条約上の難民に当たる」と認定。「条約に反しないよう在留特別許可の可否や送還先が検討された形跡が全くなく、退去を認めた法相の裁決と入国管理局の命令は違法」と判断した。 (記事一覧ページ先頭


ミャンマー運動家の強制退去取り消し=「帰国なら危害も」−名古屋地裁

時事通信
2003年9月25日

 ミャンマーの民主化運動に取り組み、迫害を逃れて来日したとして、同国籍の男性(36)が難民の不認定処分や強制退去命令の取り消しを求めた訴訟の判決が25日、名古屋地裁であり、加藤幸雄裁判長は「帰国すれば、軍事政権による身体的、精神的な危害が予想される」として、退去命令を取り消した。 (記事一覧ページ先頭


名古屋地裁、ミャンマー男性への退去処分取り消し命令

讀賣新聞
2003年9月25日

 ミャンマーに帰国すれば迫害の恐れがあるのに難民と認定せず、強制退去命令を出したのは違法として、ミャンマー少数民族の男性が法務大臣と名古屋入国管理局を相手に処分の取り消しを求めた訴訟の判決が25日、名古屋地裁であった。

 加藤幸雄裁判長は、入国後60日以内に難民申請をしなかったとして難民不認定処分は適法としたが、退去命令については「軍事政権に迫害を受けることが容易に予想でき、条約上の難民に当たる」と判断し、取り消しを命じた。

 訴えていたのは、バングラデシュとの国境付近に居住するロヒンギャ族のキン・マウン・ラさん(36)。

 判決などによると、同民族はミャンマーの軍事政権から迫害されている。キン・マウン・ラさんは民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんが指導する運動にも加わり、仲間が逮捕されるなど身の危険を感じたため、1992年7月に日本に入国。昨年11月、在留資格のないことが発覚し、入管難民法違反で逮捕された。 (記事一覧ページ先頭


ミャンマー男性の退去命令取り消し 「帰国すれば危害」

朝日新聞
2003年9月25日

 難民と認定せずに退去を命じたのは違法だとして、ミャンマー(ビルマ)人の男性が法務大臣などを相手取り、不認定処分と退去強制令の取り消しを求めた訴訟の判決で、名古屋地裁は25日、退去強制令の取り消しを命じた。加藤幸雄裁判長は「帰国すれば、軍事政権によって危害を加えられることが容易に予想できる」とし、男性は「難民の地位に関する条約」が定めた難民にあたると認定した。

 訴えていたのは、同国のイスラム系少数民族であるシャフィク・アフメドさん(36)=愛知県師勝町。92年6月に他人名義の旅券で来日し、01年11月に出入国管理法違反(不法残留)容疑で逮捕された後、名古屋入国管理局から退去強制令を受けた。この間に難民認定を申請したが、「上陸から60日以内」という同法の申請期間を過ぎていることを理由に、難民と認定されなかった。

 加藤裁判長は、88年から軍政反対の学生運動に参加してきたシャフィクさんが、来日前に受けた被害などについて説明した内容は、「具体的でほぼ終始一貫しており、信用できる」と判断。退去強制令は法務大臣の裁量権を逸脱しており、違法だと結論づけた。

 加藤裁判長は、不認定処分は適法としたが、「我が国の手続きで難民認定を受けられなかったからといって、実体的に難民でないと確定するわけではない」と指摘した。

 判決後、会見したシャフィクさんは「ほっとしました。日本の国民には迫害をもっと理解し、理解して助けて欲しい」と話した。訴訟を支援してきた「全国難民弁護団連絡会議」は、「不認定処分にもかかわらず、条約上の難民と認定して退去強制令を違法とした判断は初めてだ」と評価している。 (記事一覧ページ先頭


Court nixes deportation of Myanmar man at risk

Yomiuri (English edition)
September 25, 2003

The Nagoya District Court on Thursday ordered immigration authorities to dismiss an order to deport a Myanmar man who could face persecution by that country's junta if he returns to his homeland.

Khin Maung Hla, 36, a member of Myanmar's minority Rohingya people, who live near the border with Bangladesh, had filed a suit with the district court against the justice minister and the Nagoya Regional Immigration Bureau. He argued that it was illegal for the authorities to deny him refugee status and deport him, became he would be persecuted in Myanmar.

Khin Maung Hla was arrested in November on suspicion of violating the Immigration Control and Refugee Recognition Law as he did not have resident status in Japan.

Presiding Judge Yukio Kato ruled that the immigration authorities' decision to deny Khin Maung Hla refugee status was legitimate because he had failed to apply for asylum within 60 days of his arrival in Japan.

However, Kato ordered the authorities to dismiss the decision to deport him, saying "I can easily believe that Khin Maung Hla will face persecution by the military administration in Myanmar, and I consider that he meets the criteria for recognition as a refugee under international conventions."

According to the ruling, the Rohingya people have been persecuted by Myanmar's military junta.記事一覧ページ先頭





(c) ビルマ情報ネットワーク(BurmaInfo) 1997〜



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