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在日ビルマ人

Z事件判決を迎えるにあたって
2003年4月3日配信 在日ビルマ人難民申請弁護団

Z事件判決を迎えるにあたって
~ビルマ人難民に関する初判決
難民法の改正論議に重大な影響~
2003年4月3日
在日ビルマ人難民申請弁護団

 1998年3月、ビルマ人Zは庇護を求めるために日本に降り立ちました。その 日から彼が難民として認められるまでには、2002年2月までの役4年の歳月 を要しました。

 その間、第一次難民不認定、異議手続きの不認定、そして裁判と続きま した。この難民不認定処分取消を争う法廷において、弁護団は入管の難民 認定の水準が極めて低く、国際水準に達していないことを立証してきました。

 そして、2002年3月に結審し判決をという直前に、突然被告はZを難民と 認め、敗訴判決を回避したのです。このように法務大臣が自ら不認定処分を 取り消して難民と認めたのはもちろん初めてのケースでありました。

 その後Zは事件を国家賠償請求に切り替えて争ってきました。当初、Zの 信用性がないとして難民性を争った被告は、信用性を否定できないが故に 難民不認定処分を取り消しておきながら、再び賠償訴訟の中でZの信用性 を否定する矛盾した主張を展開しました。

 今回の判決では、賠償請求に対する判断ではありますが、その内容はまさに 難民性に関する判断がどうあるべきかが示されるものであり、難民法改正が 議論されているこの時期にとって重要な判決であると確信しております。