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国際社会

ビルマにおける僧侶及び市民らの平和的な抗議行動への連帯表明
2007年9月27日配信 日本の仏教者

ビルマにおける僧侶及び市民らの平和的な抗議行動への連帯表明
2007年9月

 私たち日本の仏教者は、現在ビルマ各地で行われている、僧侶・市民の平和的な抗議行動を強く支持し、敬意をもって連帯を表明します。

 ビルマでは、8月に軍政が突然燃料価格の大幅な値上げに踏み切り、19年に及ぶ軍事独裁政治で疲弊しきった国民生活は、追い打ちをかけられることになりました。このことが引き金となり、学生・市民による反軍政の動きに拍車が掛かったのですが、9月に入ると人々の困窮を見かねた僧侶たちもまた、抗議行動に立ち上がりました。それは生きとし生けるものの安寧を希求する僧侶たちの、宗教的動機に基づく実践であり、その方法も極めて平和的なものでありました。しかし、それに対して軍事政権は、9月5日には、ビルマ中部のパコックで行われていた平和的な行進を阻止するため、ビルマ国軍を使って一部の僧侶らに暴行を加え逮捕拘束し、強制的に還俗させたのです。

 こうした軍政の暴力を使った強硬姿勢に対して、僧侶たちは軍政指導者に反省を促すため、軍政指導者からのお布施を拒否し仏教儀式を執り行わないという覆鉢行を行うことで、抗議の意志を示し続けています。私たちは仏教者として、ビルマ全土で行われているこの覆鉢行を重く受け止めます。僧侶による覆鉢行は9月17日に開始されて以来、大都市ヤンゴンを中心にビルマ各地で展開されています。連日、数百人から数万人に及ぶ僧侶が平和的な抗議行動を展開しており、22日には自宅軟禁中のアウンサンスーチー氏との門前での対面を可能にしました。この僧侶らが主導する抗議行動は、ビルマ国民の圧倒的な歓迎と支持を得て、24日にはヤンゴンで10万人規模の反軍政デモにまで拡大しました。

 今後の軍政の出方への懸念が強まる中、人々の苦しみの原因を取り除くために圧倒的な暴力に立ち向かい、恐怖の政治から慈悲の政治への転換を身をもって教え諭しているビルマの僧侶たちの行動は、ビルマの未来のみならず、仏教の未来をも大きく切り開くものであります。人々を導く僧侶たちの行いが政府によって規制されるということは、すなわち民衆が心の拠り所を失うことであります。熱心な仏教徒が多いビルマにおいて僧侶が仏教者としての行いを実践できないとなると、民衆はより多くの苦難を抱えることになるでしょう。

 ビルマ政府が一刻も早くこのような抑圧的な手段を控え、人々が恐怖から解放され、社会が安寧を取り戻せるよう、一日も早く国民的和解の途につくことを、心から願ってやみません。私たち日本の仏教者も、ビルマにおける僧侶の非暴力・民主化運動を注視し、支持し続けます。

<賛同団体>
アーユス仏教国際協力ネットワーク
ありがとう基金
エンゲイジドブッディズム研究会
女性と仏教・東海関東ネットワーク
テラ・ネット
日蓮宗東京都西部教化センター
日蓮宗東京都東部教化センター
日蓮宗滋賀県教化センター
日本山妙法寺
念仏者・九条の会
ぴっぱら奨学金
福神研究所
仏教者国際連帯会議日本(INEB-J)
平和を学び、考え、願う仏教者の集い
本化ネットワーク研究会 有志
連続無窮の会