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国際社会

真宗大谷派(東本願寺)有志による抗議声明・申し入れ書
2007年10月5日配信 真宗大谷派(東本願寺)有志

真宗大谷派(東本願寺)有志は、10月5日、有志4名が首相官邸・内閣府・ビルマ大使館に 抗議声明の提出に行ってきました。ミャンマー大使館では、大型の拡声器にて「抗議声明」を 大声で読み上げました。 6日間で、1001名の賛同人があつまりました。

真宗大谷派(東本願寺)有志による抗議声明・申し入れ書

福田首相宛の声明
日本国 内閣総理大臣
福田 康夫様

 いま、ビルマ(ミャンマー)では、軍事政権による僧侶や市民大衆への武力鎮圧が行われています。この事態に対し、私たちは人間として、仏教徒として深い悲しみと憤りの念を抱かずにはおられません。
 1988年以来、軍事政権は民主化の要求を拒絶し、人権を抑圧する恐怖政治を続行してきました。90年の総選挙で圧勝した民主化を推進する議員の活動も封じ込め、国会は無視され、そのシンボル的存在であるアウンサンスーチーさんを自宅軟禁状態においています。

 軍事政権の独裁により、貧富の格差は拡大し、この夏、市民の生活に打撃を与える燃料費値上げはさらに深刻な生活危機を招きました。その中から起こされた抵抗のデモは、あたかも燎原の火のごとくに広がりました。その核となったのが、仏教徒僧侶たちの非暴力直接行動であります。

 これに対し軍事政権は、デモを武力鎮圧し、軍隊は無差別発砲を始めました。9月28日には、死者9名のうち日本人ジャーナリスト長井健司さんが撃たれて死亡したニュースが流れました。
 私たちは訴えずにはおれません。この軍事政権を承認し、ODAなどさまざまな経済支援を行ってきた日本国政府の責任は余りにも大きいことを。

 今こそ、日本国政府はビルマ(ミャンマー)との政治関係を洗い直し、軍事政権の暴力支配を停止させ、民主化への対話と政治的和解と政権委譲への道を切り拓くためのあらゆる努力をすべき時であります。

 以上、私たちは日本国政府に対して、すみやかな解決への対応を求めます。

2007年10月5日
ビルマ(ミャンマー)に平和と民主化を願う仏教徒有志

駐日ビルマ大使館宛の声明
ミャンマー連邦国家
特命全権大使:フラ・ミン 閣下 御中

 私たちは人間として、仏教徒として、貴国でいま起こっているミャンマー政府政権担当者による、僧侶や市民大衆への武力鎮圧や無差別発砲などという非人道的行為に対し、深い悲しみと憤りの念を抱きます。

 非暴力直接行動のデモ隊に武力を行使することは、仏教徒としても政権担当者としても恥ずかしいことであります。 ただちに僧侶や市民大衆への暴力を停止し、対話と民主化への政治的解決を図るべきであります。 そのためには、アウンサンスーチーさんの自宅軟禁を解除し、すべての政治犯を無条件釈放することが望ましいことです。

 仏教徒の国である貴国が、裏も表もないまさに微笑みの国として、アジア各国、世界各国から尊敬される存在に生まれ変わっていただきたいのです。そのためには勇気を持って、武力ではなく仏教の慈悲と智慧による変革への道を見いだすことで、この憂慮すべき事態を克服してゆかれることを、私たちは心から願っております。

2007年10月5日
ビルマ(ミャンマー)に平和と民主化を願う仏教徒有志