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社会

ケシ、締め切り前でかえって増産
2003年4月29日配信 シャン・ヘラルド・ニュース

 最近シャン州北部から戻った旅行者らによれば、けし生産を停止する期限としてかなり前から宣言されていた2005年が近づくにつれ、チェントゥン(ケントゥン)の北の第2特別区(ワ州連合軍支配地域)に住むワ人は来るべき「禁酒時代」ならぬ「禁薬時代」に備えてケシ栽培を急いでいる。

 栽培農家と話をした仏教僧侶は「以前はケシ畑を1面だけ耕していた世帯も、今年は2、3面耕している」と述べた。「収穫時には村には働けない老人しかいなかった。ほかの者は、子どもを含めて皆ケシ畑にいた」とのことだ。

 僧侶らによれば、これらの畑はマンセン・パンサン(ワ軍の本拠地)間の自動車道を通る旅行者からは見えない。この僧侶を世話する在家信者の1人は「公道だから、そこから畑は見えないが、私道からはよく見えた」と話す。

 ムンポクに行く途中に通った第4特別区(民族民主連合軍支配地域)のムンヤンではケシ畑は見えなかったが、村人は一行に対し、裏の谷間や斜面にまだケシ畑があると明言したという。「しかし(ワ州の主要都市で、国連が代替作物開発事業を行っている)ムンポクからパンサン、そこからパンヤン、マンセン、ムンマオまでは、道路の両側がケシ畑で覆われていた」。

 地元の住民は僧侶らに、ホーポン以北、ワ人の支配地域がコーカン人(漢人)地域と接する地域までは、ワ人指導部がケシ栽培を厳しく禁じていると話した。

 ワの指導部はケシ畑に課税はしていない。情報筋によれば「ケシの売買にだけ課税をする」とのことだ。

 僧侶たちがパンサンに滞在した2月には、ケシの価格は1ヴィス(1.6kg)当たり3、000バーツ(9、000円)だった。

(訳、秋元由紀)

出典:Shan Herald Agency for News, 'Deadline stampedes Wa into growing more (No: 08 - 04/2003) ', 29th April, 2003.