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社会

主要な薬物生産国と薬物輸送国に関する年次大統領見解
2003年9月15日配信 ホワイト・ハウス

ブッシュ大統領は米国議会に、違法薬物の主要生産国と薬物輸送国をまとめた年次報告書を提出した。同報告書で大統領は、リストに挙げられた国々のうち、どの国が、この1年間、薬物取締に関する国際諸条約の遵守と、米国法が定める薬物対策の実施に関して「実質的な努力を明らかに怠っている」と判断したかを明らかにした。

 大統領は、具体的な国名を挙げた見解を作成するにあたり、違法栽培の抑制、密売人引渡、薬物密輸を容易にし、薬物犯罪の告発を阻害する公務員の汚職を防止し、これを罰するための法的措置と処罰などの分野について、各国の取組状況を検討した。大統領はまた、これらの国々による不法薬物の生産と輸出、また国内需要の抑制に向けた取組状況も検討した。

 報告書でブッシュ大統領は、違法薬物の主要生産国と薬物輸送国として、アフガニスタン、バハマ、ボリビア、ブラジル、ビルマ、中国、コロンビア、ドミニカ、エクアドル、グアテマラ、ハイチ、インド、ジャマイカ、ラオス、メキシコ、ナイジェリア、パキスタン、パナマ、パラグアイ、ペルー、タイ、ベネズエラ、ベトナムを挙げている。

 また大統領は議会に対し、この1年間で薬物取締に関する国際諸条約の遵守と、米国法が定める薬物対策の実施を明らかに怠ったと判断した国として、ビルマとハイチとを挙げた。しかし大統領は、ハイチ向けの2004会計年度分の援助は、米国の国益にとって極めて重要だと判断した。したがって、米国外交授権法(FRAA: Foreign Relations Authorization Act)に基づき、ハイチに関しては、薬物対策を十分に行っていないものの支援を行う。大統領はビルマについては同様の措置を取らなかった。

 大統領はまた、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が関与するヘロインとメタンフェタミン錠の密輸に強い懸念を示し、麻薬生産と密輸への北朝鮮政府の関与の停止に向けた取組を強化する米国政府の意向を表明した。

(訳、久保 忠行)

出典: The White House (Statement by the Press Secretary), 'Annual Presidential Determinations of Major Illicit Drug-Producing and Drug-Transit Countries', (September 15, 2003.)