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社会

NLD事務所を再開せよ 国民民主連盟(NLD)メンバーは語る
2003年10月9日配信 DVB(ビルマ民主の声)

NLD事務所を再開せよ 国民民主連盟(NLD)メンバーは語る
2003年10月9日
DVB(ビルマ民主の声)

 国民民主連盟(NLD)党員と支持者がディペーイン付近で虐殺された5月30日以降、政府は何の説明もしないままNLD幹部全員を逮捕し、すべてのNLD事務所を閉鎖している。

 不安定な状態が5ヵ月続いたが、NLD党員は今こそ行動を起こすべきだと決心する。ラングーン管区のNLD幹部、女性、若者は合同で支部事務所再開を要求するキャンペーンを展開した。ビルマ全土の党員にとって、事務所再開要求は切実な課題となっている。

 事務所再開を要求する運動は10月22日に開始され、ラングーン管区、全40区のNLDメンバーは地区選挙委員会に再開要求を提出した。

 運動の開始にあたって、ティンガンユン区のNLD青年組織のミャタンタイ氏は、「そうです。私たちはラングーン管区、全40区の選挙委員会に、NLD事務所再開を要求する書簡を提出しました。私たちは10月22日に合わせて一斉に提出し、若者から老人まで全党員が参加しました。これまではNLDの団結を示すことは出来ませんでしたが、事務所がある各区で、委員会、女性団体、青年組織を結成し、要求を表明するためあらゆる手段を講じています。この時期になって、初めて私たちは団結を表明し、NLDが存在し活動を続けていることを示すことができました。私たちの活動は停滞しておらず、団結し、強く結びついています。もし当局が返答しなくとも、返答を受け取るまで要求し続けます。熱意と情熱をもって、スーチー氏釈放と事務所再開を要求し続けます。近い将来、ラングーン管区の運動が先駆けとなって、他の州と管区の党員が団結して活動を行えることを信じています。これらは州と管区に限定された活動ですが、もしビルマ全土で活動ができればそれに越したことはありません」と述べた。

 「事務所再開」の運動は他の管区にも広がっている。

 タンタンエイ氏はマンダレー管区のNLD女性グループ・メンバーだが、「NLD女性グループは、NLD青年グループとともに準備活動をしました。現在は当局からの返答を待っています。もし事務所があれば、よりスムーズで効果的な活動を行うことができるでしょう。今のところ私たちは自分たちの活動のやり方に満足しているとは言えません。しかし現在まで、当局との間にトラブルがないので、今のところ大丈夫です。簡単ではありませんが、うまくいくように状況に合わせた方法をとらなければなりません。私たちのグループには差別がありません。全世代が参加しています。現在のところ、当局は返答していませんが、運動を続け、返答を得るための方法を検討していきます。また私たちは、様々な活動を準備しています。いつも果敢に勇気を持って活動をしていますし、決して停滞していません。私たちはいつでも強く団結していると確信しています。これが私たちの信念です」と述べた。

 マグエ管区イェナンヤウン郡のキンテッタイ氏は、「事務所を再開するための活動を開始しました。この目標を達成するためにあらゆる手段を試してみるつもりです。しかし、個人的には事務所があろうとなかろうと、イェナンヤウンの住民と一緒に活動できると思います。住民は私たちの活動に関心をもっておりますし、私たちを信頼してくれています。ですから、政治活動には最善を尽くし、その他の活動にも熱意と情熱をもって取り組みます。私たちには、武器はありませんが意思と情熱だけはあります。もし当局が私たちを殺し、肉体が滅んでも精神は生き続け、私たちの想像を超えたところで成長していきます」と述べた。

 10月26日現在、マグエ、タウンウィンジー、サグ、ナッマウク、サリン、ミョーティット、ピンビュー各郡のNLD党員が、当局への要望をすでに行っている。マグエ郡NLD組織委員会のサンダーウィン氏は、「マグエ管区の他の郡も協力するための準備をしている」と述べた。サンダーウィン氏は、自分自身で書簡を当局に届けており、次のように語った。「私たちは次の4点を表明し、政府に説明を求めました。1.NLDは、複数政党の民主的な総選挙委員会(届出)4/88に基づいて存在する合法的な政治政党であること。2.当局がNLD事務所を閉鎖した5月31日について。3.閉鎖されて約5カ月になる事務所再開について。4.党の活動を組織的かつ平和的に行えること、です。私たちは、すべき活動を続けていくつもりです。当局が返答するか否かは、当局の問題です。私たちは大きな期待をもって要求し、これからも運動を続けていきます。当局は、公的に活動している事務所を閉鎖しただけでなく、NLDの将来のシンボルとしての建物をも閉鎖したのです。また、キャビネット、引き出し、文書、家具もシールで封印されました。そこで私たちは事務所再開と封印の解除を要求したのです」と述べた。

 NLDの党員たちは、「責任のある当局が何らかの返答をするまで」運動は続くだろうと述べている。(訳、久保忠行)