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経済・環境

シャン州南部に新しいルビー鉱山
2003年9月10日配信 シャン・ヘラルド・ニュース

シャン州南部に新しいルビー鉱山
地元住民は憂慮  利益は軍政の懐に?

 タウンジーの北東189キロのところにあるムンスーでルビーが発見されてから10年以上たったが、複数の情報筋によると、タイのチェンマイ県のビルマ側、シャン州東部のムントン郡でビルマ軍が新しいルビーの埋蔵地を偶然発見した。この埋蔵地にはルビーが大量にあるという。

 シャン人の宝石商人によると、今回ロイパレーン(「赤い崖の山」)で見つかったルビーの質はムンスーのルビーと同レベルのものだ。ロイパレーンは、ターパレーン(「赤い崖の渡し場」)と、ムントンとBP1(チェンマイ県ノーンウのビルマ側)を結ぶ道路沿いの町ウェオーとの間に位置する(地図参照)。

 この商人は「実際のところ、ウェオーの民兵組織のリーダー、チャピコイは、シャン人反政府軍の偵察をするという口実を使って2年前から周辺地域の宝石を採掘し、それを売っていた。だが裕福になるにつれて、口実がうそだったのが段々ばれていった」と述べた。

 民兵組織筋によると、最近ムントンの第225歩兵大隊から2中隊が派遣され、探鉱者を追い払うためにルビー埋蔵地の警備を担当するようになった。

 今度の発見は、シャン人反政府活動家と周辺住民の両方にとって手痛い一撃のように感じられた。ある住民は「なぜこのような邪悪な政権が宝石で報いられるのだ」と嘆いた。「このルビーのおかげで、軍政はこれからも長い間われわれをいじめ続けることができる」

 情報筋によれば、シャン州軍もこの埋蔵地の存在を知っていたが「(軍政がなくなって)自由が訪れるまでは秘密にしておきたかったのだが、運の悪いことにビルマ軍の方が先に来てしまった」とのことだ。(訳 秋元由紀)

【参考資料】新しいルビー埋蔵地周辺地図

出典:Shan Herald Agency for News, 'New rubyland discovered ', 10 September, 2003.