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民族・難民

カレンニー民族進歩党、強制労働の直接証拠を提示
2001年10月14日配信 イラワディ誌

 カレンニー民族進歩党(KNPP)のスポークスマンによると、2001年10月11日、国内難民カレンニー委員会(CIDKnP)のメンバーは、カレンニー州で、最近埋められた地雷と強制労働の証拠を発見した。

 国内難民カレンニー委員会の真相解明グループは、古いタウングー道に沿ってカレンニー州の第2地区を調査し、モーチーから10マイルの地点の道路区画を整備している地元の居住者を発見した。カレンニー民族進歩党はイラワディに対し「ビルマ政権は、再びこの道路を用いる予定である」と語った。カレンニー民族進歩党職員の述べるところでは、「あるカレンニーの村は、道路の両側の30フィートを1マイルにわたって整備するように命令された」とのことである。

 国内難民カレンニー委員会によれば、各々の村は仕事の報酬として、8000チャット(米17ドル)と米2袋を受け取ることになっていた。村人は、選択の余地を与えられず、村長たちがビルマ軍モーチー本部に呼ばれ、どうして仕事をすることに関しての報告をしなかったかを答えさせられた。(訳注:この一帯は地雷が埋設されており、ここでの労働は人間地雷探査の意味も含まれる)

 他の村人は国内難民カレンニー委員会に対し、働かない代わりに軍部隊に1万チャットを提供したが、働くことを要求された。カレンニー民族進歩党は「村人には名目料金を払うことになっているが、依然、強制労働の形になっている」と語った。

 国内難民カレンニー委員会の調査が終了したのは、ちょうど国際労働機関(ILO)が、強制労働の継続状況を調査するためにビルマへの4回目の調査を開始したときだった。ILOの旅行も現在は終了しているが、 調査結果は今のところわからない。


タウングー道の略史

モーチー-タウングー道路は、第二次世界大戦の間に敷設された。ビルマ社会主義計画党(BSPP)は、その後、 タウングーからモーチーまで軍需品を搬送するために道路を用いた。道路は20年前に遺棄されている。この道路はざっと長さ96マイルで、カレンニー州がおよそ3分の1で、残りはカレン州に続く。

  1991年に、国家法秩序回復評議会(SLORC)は強制労働を用いて、モーチーからタウングーに向けて12マイルの区画の修理と再建を開始した。その間に、高齢者、女性と子どもを含むカレンニー州の村人が、道路を修理する命令された。

 この間に、SLORCの地雷によって、村人多数が死亡または不具にされた報告書がある。最近ビルマ軍部隊は、これらの以前の地雷に加えて、おそらく今年になって新しい地雷を埋設している。これらの新しい地雷が埋設されたまさにその一体に、道路が広がっており、カレンニーの村人が整備することを強制されている。カレンニー民族進歩党によれば、ビルマ軍兵士がカレンニーの村人の周りに展開している。

(訳:菅原 秀)

出典:Irrawaddy online: KNPP Claim Firsthand Knowledge of Forced Labor (October 14, 2001.)